ナゼ起きる!?トイレ水漏れの原因と対策
水回りのトラブルにはトイレの水漏れがあります。
・トイレの水漏れって原因は何?
・修理を頼むとしたら費用はどのくらい掛かるの
気になるは原因と対策でしょうが、最終的にはやはりお金のことかもしれません。
この記事ではトイレの水漏れの原因と対策、またもとに戻すのに幾ら掛かるかを解説しています。
これを読んでおくと、急な水漏れが起きても落ち着いて対処できるでしょう。
すでに水漏れを起こしている場合は、トイレの給水配管に設置している止水栓を閉めてからお読み下さい。
■タンク内部の部材トラブルによるトイレ水漏れ
トイレの水漏れでよく言われるのが、トイレタンクの部材トラブルによるものです。
□トイレタンク内のボールタップに注意!
ボールタップとは手洗いレバーとつながっている「水が出る管」ことです。
ボールタップは「浮玉(ボール)」が下がれば給水し、上がれば水を止まるようにつくられています。
<主な原因>
ボールタップの浮玉の位置を調整〜交換。
<対策案>
ボールタップ弁にゴミ・水垢などが付着していればこれをキレイに取り除きます。これだけで水漏れが解消することもあります。
またタンク内の水位が高く、オーバーフロー管からタンクの水が便器に漏れているケースがあります。これは浮玉の位置を調整することで、水漏れが止まる場合があります。
ただボールタップが破損していれば、新しいものと交換しなければなりません。
またそもそもの対策案として、不用意にタンクの中をいじらないようにすることです。トイレのタンクをそのまま使うことが、いちばんの水漏れ防止になることを忘れてはいけません。
□タンク内のゴムフロートが劣化している場合
ゴムフロートとは、タンクの水を排出する箇所に使われるゴム製のフタです。長く使っていると、劣化・破損していることもあります。
<主な原因>
ゴムフロートの劣化・破損している
<対策案>
ゴムフロートが何かにひっかかっていれば、それを取り除くだけで水漏れがおさまるケースもあります。しかしゴムフロートが傷んでいたら、やはり新しいものと交換します。
□自分でも直せる?
ボールタップやゴムフロートはネット通販でも簡単に入手できます。部材はボールタップが3,000円より、ゴムフロートが1,000円前後より、というところ。
トイレ自体の仕組みや部材の劣化の程度が分かれば、素人でも十分対応できるでしょう。
ただ当然ですが、業者に依頼した方が早く正確に対応してくれます。特に忙しい方はプロに任せた方がオススメです。
この場合の費用の相場ですが、物の交換がなければ5,000円程度、物の交換があれば12,000円〜8,000円程度みておくといいでしょう。
■給水管・止水栓の劣化が原因のトイレ水漏れ
タンク内以外でトイレの水漏れというと、壁・床から立ち上がった給水管のジョイント部分のパッキンが劣化して起こるケースがあります。放置しておくと水が垂れてくるので、大体目視で気づきます。
<主な原因>
トイレの給水管のつなぎ部分でのパッキンの劣化
<対策案>
新しいパッキンと交換
□自分でも直せる?
部材が手配できれば、素人でも対応可能です。
ただ、他の原因があるかもしれないので、やはり業者に来てもらえれば安心です。費用の目安ですが、パッキンの効果だけなら5,000円程度みておきましょう。
■便器の破損やウォシュレットの故障が原因の水漏れ
古いトイレは便器の破損やウォシュレットの故障が、水漏れの原因とも考えられます。この場合は、素人ではもちろん対応できません。
また見積もりを出してもらい、金額によって、修理するか取り替えるか検討します(賃貸の場合は大家さん・管理会社に連絡します)。
■まとめ
この記事のポイントです。
・トイレの水漏れは大半がタンク内部の部材トラブルによるもの。
・トイレの仕組みが分かっていれば素人でも対処できる水漏れも多い。
・それでも時間がない方は、専門業者に依頼した方が安心。
・費用は、高いもので1万円程度。
トイレの水漏れの大半はタンク内の部材の劣化です。
トイレは、普通に使っている分にはあまりトラブルを起こさないもの。
ただ、心配な方は、前もってタンク内の部材(ボールタップやゴムフロート)を用意しておくのもひとつでしょう。