一歩間違えると大惨事になりかねないトイレの節水!
このサイトでは「水回のトラブル」について色々書いてきました。
最後にトイレの節水方法についてまとめてみます。
また、タイトルにもありますが「一歩間違えると大惨事になりかねないトイレの節水」についても書きました。
この方法は近年ではだいぶ下火になっていますが、現在もその方法を続けている方がいましたらは、別の節水方法に切り替えることをおすすめします。なぜなら別のトラブルを招く可能性があるからです。
■絶対にやってはいけない節水方法って何?
絶対にやってはいけない節水方法とは、タンクにペットボトル沈ませるというもの。平成のはじめの頃、家計の節約ネタとしてメディアでも盛んに取り上げられた方法です。
実際によく使われたペットボトルのサイズは、1.5リットルや少し大きめの2リットルのもので、ようはこれでタンクの水を減らすわけです。
当時トイレのタンクは大レバーで10リットル以上も流れるものが多く、ペットボトルをタンク内に入れることで流水量を減らせるという発想です。
中にはビール瓶やレンガをタンク内に入れていた家庭もありました。しかし、タンク内の容量を減らすのであればビール瓶やレンガより、サイズの大きいペットボトルの方が効果はあるでしょう。
ただこの方法がいけないのは、トイレの排水には、人が排泄した汚物は排水管を通って10メートル以上流さないといけないという基準があります。タンクからの流水量を意図的に減らすと、排水管を詰まらせる危険性があります。文字通り、大惨事を引き起こす可能性もあります。
ペットボトルによる節水方法は、その後下火になっていきました。ただ、以前の住人がこの方法を信じて、トイレのタンクに入れっぱなしになっているかもしれません。お住まいが賃貸の方は、一応点検しておいた方が安心です。
■節水の基本はレバーを大・小で使い分ける
このことからも分かりますが、トイレの節水の基本はレバーを大・小で使い分けることです。
レバーを大・小で使い分けても、古い機種では劇的な節水効果は期待できません。しかし間違った方法で節水するより、少なくとも事故の可能性は抑えられます。
またレバーを大・小で使い分ける習慣は、不用意に大レバーで流す悪習を改めることにもなるでしょう。
■古すぎるトイレは新しいものと交換をする
そして古すぎるトイレを新しいトイレにリフォームする機会がきたら、いちばん効果的な節水ができます。
とにかく新しいトイレは、節水性にこだわっています。
メーカーのカタログを見ると、年間で1万円以上もの節水効果が期待できるとうたっていますが、計算上は確かにそれぐらいの効果があります。
また新しいトイレは、何と言っても、掃除がしやすいのも魅力です。とくにきれい好きの方にはよろこばしいことでしょう。
■まとめ
この記事のポイントです。
・タンクにペットボトルを入れる節水法がいけないのは排水管を詰まらせる恐れがあるから
・正しい節水を心がけるなら、レバーを大・小で使い分けること
・最新機種のトイレは、さらに高い節水効果が期待できる
なお、ペットボトルを使った節水法はトイレの水漏れトラブルを誘発する可能性もあります。誤ったトイレの節水法は、新たなトラブルの火種になりかねません。